「人との距離の取り方〜経験編〜」

ついったでも呟いていたかもしれないが病気になってガチ引きこもり時代は動けないくせに何故か携帯を介しての友達と会う約束やら計画を立てる事を率先してやっていた。

だがしかし精神疾患あるあると言うテンプレ(→約束を取り付けるが当日に調子が悪くなってしまう)通り当日にドタキャンをして結局計画はおじゃんになってしまう。

しかも周りには病気のことは完全に隠しているのでただの計画立てるだけ立てておきながら当日来ないドタキャン魔と化していた。

そこまでになったら普通懲りてもう自分から誘ったりするのはやめようと思うのだが、次は行ける!きっと行ける!と翌月には同じことをしてしまうという事が何度か続き、ある時またまた懲りずに学生時代のグループラインに「今月今度こそみんなでご飯行かない?」と送ると既読は付いても返信が誰からも来ない。

それでも何も思わず待っていたらメンバーの1人から個別で「何で誰も反応しないかわかる?」と言われ「ん?」と思っていると

「あんなが言い出してご飯とか計画立てるのに張本人がドタキャンばっかりしてるから誰も返信しないんだよ」

と言われ、事の重大さをこの時初めて感じさせられた。

その子にもグループラインでみんなにもひたすらに謝った。その後また別の友達から連絡が来て

「みんなあんたに言われて色々用事とか仕事とかある中で調整してその日を空けてるんだよ?それなのに当日に日にち決めた本人が来ないとか非常識にも程があるよね?」

と言われ、まったくもってその通りだと思ったし成人した人間がやる事じゃないなと本当に自分が情けなくなりどれだけみんなに迷惑をかけてしまっていたのかを実感した。

実はこの出来事の前にも最初に連絡をくれた子が結婚式をする時に招待状が来て出欠席の返事を出さなければいけなかったんだがまだ年金などを貰っていなかった+実家暮らしだったものでただでさえ金銭面で迷惑をかけている親にご祝儀代を出してもらうなんて死んでも出来なく、欠席と返信しなければいけなかったのだがその頃は今より体調が倍以上に悪くてハガキに丸を付けてポストに投函することすら出来ず結局返信の締め切り日に出せず直接ラインで連絡が来て行けなくてごめんなさいといった内容を送った。

後日他の子に聞いたらその子は私が来てくれるだろうと楽しみにしていてくれたらしくただでさえ行く事が出来なかった上に出席するのかどうなのかさえ無視してしまったという事で確実に私に対する今まで作り上げてくれた「友達」とか「信用」という塊が一気に無くなってしまったんだと思うと本当に申し訳なかったし自分から友達を失うようなことをしている自分は一体何をやっているんだと心底自分に幻滅した。

話は戻るが次に連絡をくれた友達に本当にごめん。何年後になるかはわからないけど今度こそみんなでご飯にいけたらと思っていますと言う旨を話すと

「例え本当に行けて他の誰かが来ても私は絶対行かないから。個人的に会うことももう一生無いだろうね」

と言われた。これが信用を失った人間の成れの果てなんだと最後の一言で胸に矢が刺さった気持ちになり、頭が真っ白になった。

だったらもう病気の事話せばいいじゃないかと思われそうだがメンバーの子は基本的に精神疾患=怠けってイメージを持ってる子だと思ってしまっていて。

前に仕事が原因で軽いうつになってしまった子がメンバーにいた時に他の子がかけた言葉が「私も仕事大変で辛いしそれはみんな同じだよ!休むとかあり得ないし頑張ろ!」でしかも当人も「大丈夫!仕事には明日から行くから!怠けたくないしね!」

と労働は人として当たり前だ!のテンプレみたいな事を言っていた事があり。

この人達に病気のせいでもう何年も働いてない、毎日布団で寝てるなんて言ったらドタキャン魔よりもドン引きされそうだから言えなかった。 

果たしてそんな人達を友達と言えるの?とか思われそうだけれど友達だから、大切にしたいから素を話せない、話さないという関係性もあるんじゃないかと思う。

別に知られたく無い部分を無理に言う必要性はない気がするし言うことによって相手と合わなくなるなら黙っていたほうがいい。

嘘も方便と言う言葉がまさにそうかと。

まぁ今回の場合は最終的に軽くでも病気の影響で行けなくて…と言うべきだったのかと思ったが言ったら言ったでなら発案するなよという話になるだろうからどのみち離れていくことは必然的だったのだろう。

中学の時一番最初に仲良くなった子がそのメンバーの中の1人でそこからその子の仲がいい子と繋がっていって沢山の出会いがあり、沢山の思い出が出来た。

こんな事、だなんて言葉で済まされる事では無いけれど10年以上仲良くしてきたこの思い出はたった1回のラインでの一言で綺麗さっぱり無くなってしまうんだな、と泣けてきた。

あれから3年くらい経ち、ようやく友達を無くしたことに対して諦めがついてほぼ動かなくなったグループラインからも抜けた。

そしてそこから人との距離の取り方というものを考えるようになった。

この歳になって…?という話だが。

という訳で(?)次は完全なるパクリと自論なブログになると思われる。