私がヘルプマークを持たない理由

私はヘルプマークを持っていない。

理由は一つ、申し訳ないからだ。ヘルプマークは見えない障がいなどを持った人がもし公共機関、外などで体調が悪くなった際には助けてください、席を譲って下さいという意味合いを持つものだと私は解釈している。

 

最近はよく電車内などで見かけたりするようになり、見かける度に「きっと今とても頑張って電車に乗っているんだろうな。無理しないでくださいね。」と勝手にエールを送っている。

 

確かに自分も夏場は暑さに弱く、救急車にお世話になることは何回かあったり年末には動けなくなるくらい過呼吸が止まらず、会社の人に大変な迷惑をかけてしまった。

あとこれはヘルプマークを付けていた方がいいのかなと少し思うのが駅の階段を降りる事がなかなかに難しく、エレベーターを使うことが多い。勿論ヘルプマークは付けていないのでベビーカーや年配の方と一緒に乗ると「こいつこの年齢でエレベーター使うなんて甘えてる」と思われてそうで毎回乗る時にひっそり心の中で謝罪している。

…って結構困ってるやんというツッコミが来そうだがそれでも何故か申し訳なさが優ってしまう。

 

そして前から困るのが救急車に乗ると必ず実家に連絡が行ってしまうことである。

たかだか過呼吸になっただけで2時間以上かけて車で来てもらうなんて申し訳なさ過ぎるし(親も過呼吸は休めば治るのを知っているから勿論来ないけど)だからといって過呼吸真っ只中で「親には連絡しないで下さい」とは言えない。

ヘルプマークを持っていたら「親には絶対に連絡などをしないでください。一人暮らしなので誰にも連絡しないで下さい。」とかを記載出来るのだろうか。

(まぁそうすると誰に連絡すりゃいいねんとはなるが仕方ない)

そう考えると自分にもヘルプマークが必要なのだろうか?となるが、やはり文頭に書いた通り申し訳なさが優ってしまいなかなか踏み出せない。

 

とりあえず救急車に乗るハメになっても親には絶対に連絡しないで下さいとだけは大声でお願いしたい。