初めての体験

私が中学生になった時、たまたま近くの席にいたNちゃんと仲良くしてもらった。

そしてNちゃんは色々な子と仲が良く、しかも一人一人依存性が高かった。

まずCちゃんは軽めだけれど常々「NちゃんNちゃん〜」と呼んでいた。

そしてYちゃんはたまたま帰り道が同じなのと部活が同じだったのでNちゃんと帰っていたのだがどうにもそれが気に食わなかったようでみんなで帰ればいいじゃんと提案したところ

「どうせNちゃんはお肉ちゃんと話すんでしょ。もういいよ」

と何故かご機嫌を損ねてしまった。

それからYちゃんは一人で帰るようになったらしい。

で、その頃からWちゃんという子が登校拒否になってしまい先生がたまに説得しに行くのだが何故かNちゃんを一緒に行くのだ。

何でやねんとツッコミたい気持ちでいっぱいだったが、どうやらNちゃんを独占できるなら学校に行くと言っていたらしい。

で、教室に戻ってきたら当たり前にCちゃんやらKちゃん(この子もまぁまぁ依存していた)Nちゃんのところにいるので独占はできない。それに憤慨して「私は!Nちゃんと2人でいたいの!」と叫んで次の日からまた学校に来なくなった。勿論他にも男子からバカにされたりもしていたのでそれも理由であったのだろうけど。

で、部活を始めたらまたも独占欲が強いMちゃんが現れた。この子の独占欲は半端なくて部活以外でも昼休みにもNちゃんのところに誰よりも早く行き、私はその頃から違う子と一緒にいてNちゃんも新たに気の合うお友達が出来たようなのだがそんなのお構い無しにズイズイ入っていき、無理矢理会話に入ってきていたらしい(Nちゃん談)そして帰り道が違うことにも非常に憤慨していて「何でお前なんだよ!変われよ!」と私は常に言われていた。

いや、こっちだって変われるなら変わりたいけど家がこっちなんだよ〜〜泣

という心の叫びを毎日叫んでいた。

 

そして中学を卒業して高校生になるとみんなの独占欲は消え、それぞれの居場所を楽しんでいた。

ただ高校を卒業してからMちゃんの独占欲がまた始まったらしく今もハイペースでLINEが来るらしく家事や子育てで忙しいしすぐに返せないからとNちゃんは困っていた。

 

勿論大人になっても依存という現象はあると思う。でも子供(学生?)の時の依存もとても大変なんだな、と感じた。(勿論、互いに納得した上であるのならば問題は無いと思います。)

とりあえずNちゃん、色んな人やら先生からも頼られる毎日から抜け出してみんなと一緒じゃない高校に行けて良かったねと心から思った。